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玉井敬泉
玉井敬泉 (明治22-昭和35)画家 |
昭和20年代、ボッカ(背板で荷物を運ぶ運搬人)の
背に負われて登山する玉井敬泉(右写真ー左)。
年を追うごとに目が不自由になり、
晩年はほとんど光を失った敬泉ですが、
視力が弱くなってからも、
ボッカの背に負われて愛する白山に登り、
白山を描き続けました。
永井旅館の創始者、永井喜市郎と
友人関係にあったことから、
掛け軸や天袋を旅館に寄贈したり、
宿泊のたびに記名帳に白山への思いを絵に描きました。
レリーフ |
黒ボコ岩の観光新道入口付近の岩にはめこまれています。
そのことを知る人は少ないのですが、
白山をこよなく愛した敬泉は、今もなお白山を見守り続けています。
雷鳥図
昔は白山でも見ることができましたが、現在では絶滅危惧種に指定されており、白山ではすでに絶滅してしまいました。現在白山には貴重な動植物が多く残されています。
この絵を通してわたしたちは、第二の雷鳥を生み出さないよう、それらを大切に守っていかなくてはなりません。